家電量販店がオープン価格を提示する理由
家電を作っているのがメーカー、それを販売するのが家電量販店です。一般にはメーカーと小売業者という名前で呼ばれている両者ですが、家電量販店ではメーカーが「この価格でこのブランドを売って欲しい」という希望価格に対して、自分のお店で実際に販売するときに使うオープン価格を提示していることが多いです。家電量販店から入ってくるチラシなどをみると値段が書いてなくて、オープン価格としか表示されていないこともあります。買いに行きたい消費者としては価格がチラシでわからないので面倒だと感じることもありますが、これはメーカーのブランド品質を落とさないための工夫です。オープン価格で激安価格で販売してしまうと、メーカーのブランドに対して疑いを持ってしまう消費者も出てきます。高いものほど良い品という固定観念があるので、何か問題があるのではないかと不安に感じてしまいます。
しかし、オープン価格となっていればそれは小売をする家電量販店の都合で決めた価格であって、メーカーの製品としてはなんら問題がない、ということを明確に出来ます。家電量販店ではオープン価格となっているのは上記の理由からです。また、最近ではオープン価格でもネットで価格を調べられるようになっているので、それほど困る消費者もいないようです。
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